2013年2月14日木曜日

避難生活・久しぶりの面会 気をつけていただきたい事

震災から二年を間もなく向かえ、各地で避難生活を送られる方も増えてきました。

避難されていらっしゃる方にとって、家族との面会は何よりも楽しみの一つかもしれません。特に、母子避難などお父さんと離れているお子さんも多く、きっとその時をお互いに心待ちにされていると思います。

さて、その面会について、重複する気になる報告がありましたので、ここに記しておきたいと思います。一件は、茨城から大阪に母子避難された方(お子さん1歳)、もう一件は福島から神戸に母子避難された方(お子さん8歳)です。

いずれも、お父さんが久々の家族との面会に、避難先に滞在される度に、お子さんに咳、鼻水、熱、などの風邪のような症状があり、お帰りになりしばらくすると症状が治まる、というものです。確認したところ、いずれも、お持ちになった荷物を室内に入れる、子供部屋に荷物を置いている、ということです。

類似例ですが、避難先に荷物が届き、段ボールを開けたら咳が止まらない。同じように、送られた荷物の中のウールのマフラーを巻いたら咳が止まらない(この場合は洗濯によって以降、咳は軽減された、ということです)という報告があります。

小児は非常に放射能感受性が高く、その感受性は、大人の20倍、女の子は男の子の2倍、胎児の感受性は子供達より更にもっと高いと言われています。

空港や駅でのお出迎えでお子さんを抱っこされ、荷物を室内に持ち込んで、そのままお子さんが膝の上でお父さんと遊ぶ、というようなこともあるかもしれませんが、 お気遣いいただければ幸いです。

できれば、お迎えはお子さんは避ける。靴や荷物は可能な限り隔離する。お父さんは、まずひと風呂浴びて旅の疲れを落としてからお子さんと遊ぶ。また、避難先での衣類は避難先専用のものを用意する。などの工夫が必要と思われます。

久しぶりの面会が双方にとって心地よくあるための工夫を、ご家族でお話しされてみてください。

どうか、有意義で楽しい滞在となりますように。

2 件のコメント:

  1. これはよく聞く話!首都圏から来るパパの着替えと靴をマンションの扉に吊るしておき、外で一風呂浴びて着替えてきてもらうお家も知っています。汚染地からのダンボールや郵便物、あと最近市販の「紙」で指がピリピリしたり皮向けたりって話も聞く。

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  2. 東京に住んでいますが、関西や外国に行くと、かなり気をつけていても、自分の服やバッグがピリピリしてるのを感じます。子どもだけでなく大人でも刺激を感じてる人、影響を受けてる人はいるはず。東京でも事故以来、宅配の段ボールはビリビリとした金属的な刺激が付着していて、開封前に水拭きが必要。上の匿名さんがおっしゃるように、今は市販の紙類や雑誌、書籍も刺激を付着されてるものが増えています(新聞紙はその最たるものです)。新品の服も店内に吊るしてあるものは、みな刺激が付着してます。洗ってからの着用が必要です。お子さんがいられる方、お子さんがどんなタイミングで咳込んだりするか、よく観察されてください。絵本も新しいものをよく拭いてから読んであげてほしいと願います。

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