2011年12月29日木曜日

女性の生理用品のこと 自転車のサドルカバーのこと

赤ちゃん用の紙おむつの製造、保管場所、などは注意が必要ということはもうご存じの方も多いと思いますが、女性の生理用ナプキンにも同じことが言えます。カルテ番号338番に「8/18 生理用品で違和感。」というお知らせをいただきました。実は、その数週間前にツイッターでみなさんと生理用ナプキンについて意見を交換しました。そして、行き着いたのは「布ナプキン」。使い捨てではないのでエコでもあります。そして、自分で管理できますから安全です。ただ、他の衣類と一緒に洗わないこと、は汚染を防ぐ上でとっても大事。乾燥も室内か乾燥機がいいのでは?と思います。


また、自転車も乗らないときにはサドルカバーを。というアイデアも頂きました。

2011年12月25日日曜日

兵庫県三田市議 前中敏弘殿

Fukushima Radioactive contamination symptoms research ( FRCSR )は海外の被曝症例に関する専門家と日本の医療関係者との知見の交換共有を目的に、東電放射能汚染後の体調の変化や不定愁訴に関する症状の収集を行っている、東京・アメリカ・フランスのジャーナリストによるネットワークです。


私どもFRCSRの収集した東電放射能汚染後の症例は、先月、ミンスクにあるベルラド研究所に資金支援をするフランスのNGO「チェルノブイリ、ベラルーシの子供たち」に於いて、被曝症状に詳しい学者、医療関係者、記者たちに公開されています。またFRCSRは、症状に苦しむ方々、日本の医療関係者および関係者に向けに、世界の知見者の被曝症状に関する論文、リポートを独自に収集し翻訳公開しています。そして、この相互協力の基本となるのは、日本の被曝症例の状況の把握と公明な公開であると私どもは認識し、症例の収集に全力を尽くしております。


このような背景から、公人である貴殿のインターネット上の下記4件の発言に、FRCSR は警告を発します。


掲載アドレス https://twitter.com/#!/Maenaka_Sanda


一、2011年12月17日
何だかな〜!線量計もったオバ様が騒ぎたてる姿をメディアは垂れ流しにしてましたが~(笑) 


二、同年12月19日
放射線神経症!彼等の行動見てると正にその通り。三田の議会傍聴に来た事あるのか?何も知らずに市役所に朝から晩まで匿名でメールと電話、迷惑な話だ!抗議するなら実名語れよ!


三、同年12月21日
今度は被災地の畜産農家を三田市で生活支援の為に受け入れてくれないかと内々に話しがあるのだが、放射線神経症の皆さんはどんな反応をしめされるだろうか?


四、同年12月22日
木下黄太が三田に来て放射線神経症患者を洗脳して帰ったらしい!


貴殿は、12月21日、木下黄太氏の発言「市議会議員という公職にある人が一般市民を誹謗したり、洗脳という単語を使うこと自体、おかしいと思いますよ。人として。」に対し「私にだってプライバシーはありますよ!自己主張もしますよ!気にいらなきゃ落とせば良い!命懸けで腹括って仕事してますから~何も怖くない。」と返答されておりますが、まず、貴殿が三田市議・前中敏弘という表記の元、発言されるということは、そこに記された発言はあくまで三田市議としての発言であり、これを個人の発言である、と認識することはできません。もし、個人で発言されているとするのであれば、三田市議という表記を外した上で発言される必要があります。従って、FRCSRは貴殿があくまでも「三田市議・前中敏弘」という立場で上記、四項目の発言を行われたものと事実認識しており、この認識の上に、下記に警告の理由を述べます。



警告理由


一、2011年12月17日
何だかな〜!線量計もったオバ様が騒ぎたてる姿をメディアは垂れ流しにしてましたが~(笑)

貴殿が市民の税金により給与を支払われている以上、この発言は、市議という立場を逸脱し、納税者を冒涜した許しがたい発言です。また、放射能汚染が広まっていることは周知の事実であります。大気はもちろん、瓦礫、車両、物品などの移動、食により、汚染は各地に広がっています。同時に、放射能による被曝は各地に拡大しており貴県からの症例報告も上がっております。


二、同年12月19日
放射線神経症!彼等の行動見てると正にその通り。三田の議会傍聴に来た事あるのか?何も知らずに市役所に朝から晩まで匿名でメールと電話、迷惑な話だ!抗議するなら実名語れよ!

そもそも、議会傍聴しなければ抗議してはいけない理由はなく、また「何も知らずに市役所に朝から晩まで匿名でメールと電話、迷惑な話だ!抗議するなら実名語れよ!」とありますが、実名を語らなければ抗議してはいけないという理由はありません。


二、同年12月19日
放射線神経症!彼等の行動見てると正にその通り。三田の議会傍聴に来た事あるのか?何も知らずに市役所に朝から晩まで匿名でメールと電話、迷惑な話だ!抗議するなら実名語れよ!

三、同年12月21日
今度は被災地の畜産農家を三田市で生活支援の為に受け入れてくれないかと内々に話しがあるのだが、放射線神経症の皆さんはどんな反応をしめされるだろうか?

四、同年12月22日
木下黄太が三田に来て放射線神経症患者を洗脳して帰ったらしい!

「放射線神経症!」「放射線神経症の皆さん」「放射線神経症患者を洗脳」発言ですが、「神経症」「神経症のみなさん」「神経症患者」は明らかな差別用語であり、著しい人権侵害です。


FRCSRは、貴殿の発言内容は無論、「神経症」「神経症のみなさん」「神経症患者」という人権を著しく侵害した貴殿を容認している兵庫県三田市議会についても同様の考えである、と判断させて頂きます。

2011年12月24日土曜日

アップルペクチンによるチェルノブイリの子供の体内のセシウム137の除去 公開しました


V.Bネステレンコ、A.V.ネステレンコ、V.I.バベンコ、
T.V.ヤーコヴィック、I.V.バベンコ
スイス・メディカル・ウィークリー2004年;134:24-27
翻訳:中居涼子 りんご野 公開2011年12月24日
ファイル形式:PDF

2011年12月23日金曜日

兵庫県三田市 「放射線神経症患者」とツイートする前中敏弘氏は議員として人として大丈夫ですか?





「放射線神経症!」「放射線神経症患者」明らかな差別用語です。また、「木下黄太が三田に来て放射線神経症患者を洗脳して帰ったらしい!」とありますが、明らかな名誉毀損です。兵庫県三田市のみなさんはこのような方を市議として支持していらっしゃるのでしょうか?ご本人へのご意見は @Maenaka_Sanda へお願いいたします。ホームページもあるそうです。 http://ameblo.jp/maenaka/
お問い合わせ
議会事務局  
住所:〒669-1595 三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-559-5162
ファクス番号:079-564-2992


2011年12月18日日曜日

「風評」「デマ」に見る危機感の喪失について

15才の高校1年生の書いた一通の手紙が「風評」「デマ」という発言と共にネット上で物議を醸し出しています。

全文を掲載します。



お元気ですか?私たちは沖縄に移住し、 父、 妹は茨城に残っています。
 私は確実に被爆をしています。症状がかなりでています。主に甲状腺が腫れたり、鼻血  じんましん 免疫力低下などです。          
 自分でもびっくりするくらい体に異常が起きていて、あのまま茨城にいたら、近い将来 死んでいたかもと  沖縄の医師に言われました。 
  先生方は  公務員ですから、動けないことも、放射能について生徒に教えることができないのもよく分かっています。 様々な情報から真実を知った時、すごく苦しみました。もうすでに何人の人が死んでいるのか、ご存知ですか?私たちの世代が、あと10年後、それよりも早くごっそりいなくなると言われています。     
 茨城にいる友達が心配で仕方ありません。ネットを通して、みんなに情報を流していますが、 今がよければいい  どうせ子供産めないから、うちの親は公務員だから動けないなど将来に対して後ろ向きな考えばかりです。仕方ありません。高校生が事実を知っても、親に言えず、不安な毎日を過ごすばかりです。だから  その親に一番  放射能の怖さを伝えられるのは教師だと思いませんか? そのためにリスクはかなりあるかもしれません。それでも子供たちは 大人の宝物ではありませんか?今の子供たちを守れるのは大人しかいません。 残念ながら、国は子供の命より経済をとってしまいました。もし、将来  がんが増えて、国に  あの時の放射能が原因だと  訴えても  因果関係なしといわれるでしょう。 原発が爆発したときの「 ただちに影響はない」、 ただちにですよ!将来はどうなのかです。                                                                            
  もし、今までどおり普通に暮らしていれば、将来苦しむことは、はっきりわかっています。 私は今がよければいいなんて絶対に思いません。今  なんてどこでもできます。今いる場所によって将来が大きく変わるのです。私はこちらにきてよかったと本当に思います。 ですが、一番気掛かりは  茨城  関東  東北にいる子供たちの未来。本当に怖いです。誰も悪くありません。誰も責められません。 しいていうなら、国と東電。私たちは皆  被害者です。だからこそ、自分の命は自分で、子供の命は親で  守らなければいけないと思います。                                                                        
   先生  どうか放射能について真実を調べてください。どうかそれを  たくさんの人に教えてあげてください。大事な生徒を守ってください。 そこからは、それぞれが決めることです。                                                                       茨城での食生活  空気感染に十分お気をつけてください。ありがとうございました。   


このお手紙が公表される前に「みんなのカルテ」ではお母様からメールでお嬢様の症状をカルテに記載したいとのご連絡がありました。お母様はコンピュータが苦手でカルテに直接記載する方法がよくわからないので、なにか方法はありますか?というお問い合わせでしたので、メールでどうぞ、とお答えしました。

お嬢様から恩師に送られた手紙は、放射能防御プロジェクト木下黄太さんにお送りになり掲載となり、同時に、症状については「みんなのカルテ」でお預かりしました。
「風評」「デマ」のネット上での騒ぎの後に、お母様から、こんなメッセージをいただきました。

カルテさん。メール届いていますか、機械音痴のため、みんなのカルテに入れられず、木下さんにお願いしました。手紙のコピーはわたしが持っております。偽造でも何でもないし、必要ならもっと書くと娘は言っています。よろしくお願いいたします。妹がまだ茨城の中学に在籍しており、母親の私が担任宛に手紙を書きました。目の前にいた娘に、あなたも書いて、とお願いしました。娘は中学のときに生徒会にいて、先生方に信用されていたからです。中学の妹。娘が心配でたまらずふたりで速達だしました。コピーは私が勝手にとっておきました。


数日前のお母様のツイートにはこんな文章があります。


15歳の娘が、妹の通う中学校に、信頼する四人の先生当てに願う便りを書いて、速達で送った 高校生が事実を知っても、親に言えず、不安な毎日です。だから、その親に一番放射能の怖さを伝えられるのは教師だと思いませんか? って!


移住を迷った大人の自分に、うちの娘は、 そんな優柔不断だから、ママはだめなんだよって怒鳴った! 今、ここにいるのは、正しく15歳のおかげです。未来を生きたい 魂に頭が下がった…コイツ すごいや

「風評」「デマ」を言われる。しかし、それが事実である時に、この15才の子供とお母様の心に残した傷に、あなたはどう責任をとりますか?

さて、こうした事態の中で、もう一つ危惧していることがあります。それは、放射能の影響の一つでも最悪とされる神経への影響「危機感の喪失」です。この放射能汚染が広がる中において、まだ、それを「風評」「デマ」として、認識できない。私はそこに放射能汚染の身体的な症状の発症より、さらに深刻で恐ろしい放射能汚染の影響を感じています。



2011年12月17日土曜日

保管庫に「画像」ラベルを追加

画像のある症状を閲覧するために「画像」ラベルを付けました。保管庫右側の一覧にあります。

2011年12月16日金曜日

周囲の方のご理解、ご協力をお願いいたします

放射能汚染後、みんなのカルテでは皆さんが感じる「身体的な症状」について収集していますが、作業を行いながら、このところ強く感じるのは、精神的な不安、疲労が非常に高まっている、ということです。

精神的な持病をそもそも抱えていた人は、身体的に持病を抱えていた人たちと同じように放射能汚染後、症状が強まっています。放射能の感受性の高い人達にまず症状が現れたのと同じように、精神的な持病、不安定さを日頃感じる人達から、不安の訴えがまずはじっています。

そうした人たちとは別に、三つのグループがあります。

一つは、持病や障害を抱え、経済的な問題を中心に精神的不安に繋がるケースです。「避難してまで生きる価値が自分にはない」「みんなにこれ以上迷惑をかけられない」「しばしば自殺を考える」というメールを頂くことは少なくありません。

もう一つは、倫理観の相違によるもので、これは特に授乳期の子供を抱えるお母さんに多くあります。生まれたばかりの命を預かるお母さんにとって、毎日の自衛につぐ自衛の中で、避難や、あるいは放射能汚染さえ認めようとしない夫や、祖父母の存在は、時に、絶望の淵に立たせます。

避難した人でも、すんなりと避難できたケースばかりではなく、倫理観の違いから離婚したケース、避難を話しあう過程で互いの見解の相違が分かり、家族で避難をしたものの関係が悪くなったケース、などけして単純ではありません。

周囲に理解する人がいない、こうした方々がツイッターやフェイスブック、ミクシーなどのインターネット・メディアで同じような問題を抱える人達同士、つながりを持ち、気持ちを発散させたり、乗り越えるよう言葉をかけてもらうことはとても大切です。けして、孤独に陥らないでください。

そして、特に、授乳期の赤ちゃんを抱えるお母さん、自衛を頑張るお母さん、一日に一度、放射能汚染のことを考えない時間を必ず作ってください。長丁場です。自分のためにお茶を入れ、自分の楽しみにいい音楽を聞いて、リラックスしてください。張り詰めてばかりではなにも解決しません。それどころか、心を病みます。

それから、避難を受け入れてくださる方々へお願いです。自主避難の方々にもどうか、強制避難される方々と同じように、ご理解をお願いいたします。

シングルマザー、持病のある方、身体的に弱い立場にある方の自主避難にご理解をお願いします。避難の必要があるにも関わらず、アパートの保証人を探すことさえ困難な方がいらっしゃいます。皆さんの手助けが必要です。どうか、そうした方々に自主避難の道が少しでも開かれるよう、ご協力いただけたらと思います。お願いいたします。

また、同じく自主避難でも家屋にローンを抱えるため避難を思いとどまる方も多いのです。受け入れて下さる方々に、金融機関の受付窓口に関する情報があれば、大きな手助けとなります。

避難された方の中には、なれない土地でまだ不安を抱える方も多くいらっしゃいます。どうか、温かい目で地元の生活に適合できるようになるまで、見守っていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

2011年12月12日月曜日

土木建築業、造園業など場所を移動しての外作業

土木建築業、造園業など場所を移動しての外作業の方も多いと思います。作業を始める前に、作業場所の線量を測りご確認いただくことをお勧めします。除染並みの装備で作業される必要があるかもしれません。捨てられる防護用つなぎ、帽子、ゴーグル、マスク、手袋、靴カバー、常に準備しておいてください。

2011年12月5日月曜日

フクシマハートネットワークが発足しました

原発事故由来と思われる先天異常親の会が発足しました。

「分娩異常(早産など)も含めて、通常では起こらないことが子供や母体に起こっていると感じている方、ご連絡をください。情報を共有して困難に立ち向かいましょう。メーリングリストにご参加ください。」フクシマハートネットワークより

詳しくは下記へ

http://ameblo.jp/orionorio3/entry-11094876444.html

2011年12月4日日曜日

「爪ミネラル検査」について

ミクシーの記事「私の体からウランが検出されました。」の「爪のミネラル検査」について、ツイッターなどで拡散されているため、みんなのカルテにもこの検査について何件か問い合わせがありました。


放射能物質の判定にはかならず「核種」の判定が必要です。ヨウ素131、セシウム137「核種」つまり詳しい番号まで記載の必要があります。


どのような検査を受けられる際も、かならずどの核種に対応しているのか、詳しく事前に検査先にお問い合わせください。

2011年12月1日木曜日

追記:「歯」「毛髪」保存について追記


ツイッターの方から下記のように教えて頂きました。

「福島から避難してきた友人は、新聞と髪の毛と爪をラミネートパッチしていました。いつのものか、を証明するために考えたそうですよ。」

「髪」「爪」の保管は自分でできると同時に、いざというときに重要になります。日付の証明のため、新聞もというのもいいアイデアです。福島県の方だけでなく、避難された方、そして、不安を感じられる方は、地域は関係なく、ぜひ、保管してください。

健康被害に備えて「歯」「毛髪」保存 保護者ら注目

原発事故による放射能の影響で将来への不安を抱える県民は少なくない。健康被害を受けた場合に備えた取り組みが県内で広がっている。歯の神経の細胞「歯髄細胞」を将来の治療用細胞として保存、治療に用いる、再生医療推進機構(本部・東京)などが運営する「歯髄細胞バンク」に原発事故以降、特に本県から注目が集まっている。また、毛髪に放射性物質が含まれるため「毛髪が被ばく証拠となるとの学説がある」として県内の理容、美容業界では、毛髪の保存を顧客に勧める店も出てきた。
 同機構は鶴見大(神奈川県)と連携し2009(平成21)年から同バンクを開始。これまで、約350件の申し込みがあったが、事故後、本県からの問い合わせや申し込みが入るようになった。10月は全国で35件の申し込みがあり、そのうち本県以外の東北地区は6件、本県は12件で約34%だった。同機構の大友宏一代表は「原発事故の影響による健康被害に備えて子どもの乳歯細胞を保管したいという保護者が増えている」と語る。
(2011年11月28日 福島民友ニュース)


元原稿 http://www.minyu-net.com/news/news/1128/news8.html