2012年5月9日水曜日

甲状腺検査のポイント

先日、甲状腺検査を受けられた方から、下記のお話が届きました。
多くの方々が不安を抱え、まず先に必要性があり、心配されるのは甲状腺の検査ではないでしょうか。甲状腺検査を受けられた方、これから受けられる方、コメントでご意見、ご感想を残していただけると幸いです。


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血液検査の結果を聞きにかかりつけの内科(診療所)へ行ってきました。
甲状腺機能の検査もお願いしたのですが、
検査してもらえたのは、TSH、FT4、FT3でした。
(2年前もそうでした)
異常無しです。
他の一般的検査項目も、コレステロール以外は(20年以上高いので体質)。

そこで、サイログロブリン(Tg)は検査項目に無いのか尋ねたところ、
「一般的には、TSH、FT4、FT3が検査項目。
もしその値に異常が見られたら、サイログロブリンを検査する」
とのことでした。
私の採血した血液が検査機関に残っているので、量が足りるか微妙だけど、
サイログロブリンの検査追加をお願いしてきました。

ついでに、内科の医師に
「甲状腺エコー検査の出来るところで、親しい病院があったら教えて欲しい」
と聞いてみたところ
・大学病院がいいだろう。
・それから、うちの病院にも(大学から)月に1回、
   エコー検査専門医に来てもらっているけど。
「そうすると、甲状腺学会に入っているので難しいかも」と言ったら、
何故かと聞かれ、甲状腺学会や内分泌学会に山下通達が出ている話をしました。
驚いてらっしゃいました。医師のする事ではないと。
総合病院や大学病院レベルでないと、
学会から山下通達が出ていることは知らないようです。
「月一で来られる先生は、子供の甲状腺エコー検査はあまり経験ないでしょうね」
とふってみたところ、
・小児科で甲状腺エコー検査は…専門医がいいだろうね
・私が大学病院にいた時からそうだったけど、
  学会とか、厚労省はうるさいね。今は御用学者がTVなどに出過ぎている。
  昔だけど、御用学者はお出迎え付き。発表文章も下書きがあって、それそちょっと直すだけ。
  私が大学病院勤務の時は、そういうものでしたよ。
  本当は(福島の問題など)学者が厚労省に異を唱えるものなのに。
  それから、検査は(同じ料金だったら?)項目をなるべく減らせと厚労省が言ったりする。
  患者さんにとっては異常が出たからもう一回検査では負担があるのにね。
といった話を伺えました。

因みに、何十年と地域に根ざした内科診療所をご夫婦で開業されている、ご高齢の医師です。

甲状腺機能と言うと、何も指定しなければTSH、FT4、FT3の3項目が基本の様なので、
これから血液検査を受ける人には、
検査項目を医師に確認するようアナウンスしていただけるとなお良いと思います。


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木下黄太さんのブログにも甲状腺検査の重要性とポイントが書かれています。




1 件のコメント:

  1. 初めてコメントさせていただきます。埼玉県南部に住む40歳(女)です。

    昨年12月16日、たまたま地元の病院で受けた健康診断の問診の際に、甲状腺の腫れを指摘され、心配なのでその場でエコーと甲状腺機能5項目の血液検査を追加してもらいました。
    エコーで見つかったのは乳頭癌でした。
    すぐに都内の甲状腺専門医に紹介状を書いて下さいましたが、年末もせまっていたので、年を越してから受診することにしました(甲状腺機能の血液検査の結果が出るのには一週間ほどかかりましたが、問題なしでした)
    その数日後からどんどん体がダルくなり、朝起きてから5〜6時間するともう横にならずにいられませんでした。
    年明け1月6日、紹介先の病院に行き、そこでの血液検査の結果は数値が大きく変わっていて、甲状腺機能の低下が起きていました。
    また、細胞診の結果は、細胞が少ししか採取できなかった為、悪性の疑いという判断でしたが、担当医も乳頭癌で間違いないとのことで、手術することになり、2月に甲状腺全摘出とリンパ廓清をしました。

    私のように、短期間で血液検査の結果が変わる事もありますので、体調不良等があれば、やはり時々検査したほうがいいのかもしれません。
    ちなみに、私の自覚症状としては、夏頃から、
    体温の低下
    抜け毛、白髪の急増
    口の乾き
    体重の増加がありました。
    病気が判明してからわかった事ですが、橋本病(甲状腺機能の低下)の症状でした。

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