2012年5月14日月曜日

結膜下出血に関するアメリカ人眼科医の見解

眼科医である友人(アメリカ人)に下記のリンクの画像を送って意見を聞きました。答えを和訳してあります。

http://portirland.blogspot.com/2012/05/blog-post_1911.html

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これは間違いなく「結膜下出血」です。
健康な人にも理由なく起こる事があり、治るのに2週間位かかります。
原則としては、人生の中で結膜下出血が1度自然発症しても、精密検査を必要としません。
人生の中で1度以上起こっても精密検査を必要としない状況は、出産、バルサルバ法(肺炎などで咳がひどい時など)、目をこする、物理的トラウマによる外傷や、既知の血液凝固障害です。

結膜下出血が治らない、もしくは頻発する場合は、血液凝固障害が疑われるので精密検査が必要です。その精密検査で異常がない場合、眼窩腫瘍を除外するためのMRIが必要です。

もちろん、放射能被ばくがある状況下では、結膜下出血の頻発は白血病やがんの予示の可能性があります。

白血病はよく、最初の診断時や、治療されていない場合や末期において、網膜出血(眼底出血)を伴います。
結膜下出血は、血小板減少症や出血障害で起こります。
小さな結膜下出血があった年配の方に、リンパ腫を診断したことがあります。
被ばくによってどの位の頻度で白血病や眼窩腫瘍が起こるのかは知りません。
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網膜出血の日本語を調べた時に出てきたサイトです。

http://www.fotfot.com/eyes/archives/000035.html

「出血した部分によっては、視野の中に暗い部分が生じてきます。最初のうちは、の前にちらちらと黒い虫のようなものが見え飛蚊症)、その数がだんだん増え、視力が下がる場合もあります。眼底出血をきたす病気は数多くあり、糖尿病、腎臓病、貧血、高血圧、悪液質、妊娠中毒症などの全身の病気のひとつとして表れるもののほか、静脈や網膜中心動脈の血栓や塞栓、若年性再発性網膜硝子体出血、外傷によるものなど、色々あります。」

飛蚊症は本当に、一番表面化する症状のひとつでしかないようです
視力が低下してる人、眼科を受診した方がいいかもしれません。眼底は実は色んな病気が分かる場所です。

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