当局が注意情報
東京都保健福祉局は6月14日, 東京都でも風疹の報告が増えているとの注意情報を発表した。 今年(2012年) 初めから6月10日までの東京都での報告数は39件で, この数字は昨年同時期の2.8倍に上る。都保健福祉局では「 都内でも今後流行が拡大する可能性がある」 と対策を呼びかけている。
今年初めから6月10日までの都内における風疹報告者数は39件 で昨年同時期の14件の2.8倍に上っているという。 患者年齢層の中心は20~40歳代が84.6%,男性が79. 5%を占めている。
国立感染症研究所の感染症発生動向調査によると, 今年6月6日時点で,風疹の報告者数が最も多いのは兵庫県( 89例),大阪府(59例),次いで東京都(30例),京都府( 14例),神奈川県(10例),千葉県(7例)。 いずれも大都市部とその周辺の府県での報告が多い。
「中学1年・高校3年相当の子,妊婦以外の家族は“
風疹の地域的流行を受け,国立感染症研究所は公式サイト上に「 風疹Q&A」改訂版を掲載。 風疹の最も重篤な合併症の1つである先天性風疹症候群や「 なぜ予防接種が必要なのか」 といった詳しい情報を見ることができる。ここでは「 麻疹風疹混合(MR)ワクチンの第3期(中学1年相当年齢), 第4期(高校3年相当年齢) の定期接種の時限措置は今年度で終了する」「 妊婦は風疹の予防接種を受けられないが, 麻疹ワクチンを1歳以上で2回受けたことのない妊婦の家族には風 疹・麻疹予防の観点からMRワクチンの選択を奨める」 ことが強調。
このほか,「予防接種の記録がない, 風疹罹患の記憶が曖昧な場合, 男女とも可能な限り早く風疹の予防接種を受ける」「 時間がない場合には予防接種前の抗体検査は必ずしも必要なく, 再度予防接種を受けても問題がない」ことなども記されている。
(坂口 恵)
MT Pro http://mtpro.medical-tribune. co.jp/mtpronews/1206/1206051. html
東京都のほか関東2県も報告者数上位に
保健福祉局によると,国立感染症研究所の感染症発生動向調査によると,
「中学1年・高校3年相当の子,妊婦以外の家族は“ MRワクチン”を」
風疹の地域的流行を受け,国立感染症研究所は公式サイト上に「このほか,「予防接種の記録がない,
(坂口 恵)
MT Pro http://mtpro.medical-tribune.
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